ソーダロンのブログ

読んでも何のタメにもならないけど、良い暇つぶしになるような記事を書きます

14歳の栞こそがドキュメンタリーだ

どうも

夜に窓を開けていると心地良すぎる風が入ってくるこの季節が大好き。ソーダロンです

先日14歳の栞という映画を見てきたのですが、これがめちゃくちゃに良い映画だったので感想をぼちぼちと書いていきたいと思います。


「14歳の栞」
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この映画はとある中学校の2年6組の3学期の様子を、ありのままに記録した映画である。
6組の35人にそれぞれフォーカスしつつ淡々と話が進んでいくのだが、この映画の何が斬新かって、この2年6組が本当にどこの中学でもあるような普通のクラスである点だと思う。
クラスにめちゃくちゃに尖った不良がいるわけでもなければ読者モデルがいるわけでもなく、ましてやテニスの王子様もいない。
そんなふっつーーーーの中学2年の姿がそこにはあった。
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普段はおちゃらけてる奴が意外とクラスのことを考えていたり、暗く引っ込みがちな自分を変えたいと葛藤している奴もいる。あまりにも普通で等身大の生徒達の様子にいつのまにか自分の中学生時代を重ねてしまうと思う。
女子のまだ垢抜けてない感じとか、男子のもっさりとした感じ。そのどれもが自分達の過去に当てはまる。あるあるなのだ。究極のあるある映画だ。


中学生あるある早く言いたい〜〜〜〜〜〜〜



大縄で引っかかった犯人探し始めがちーーーー



思わずRGが出てしまうぐらいにはあるあるがつまってる

映画の中に1人不登校の男子が出てくるのだが、そいつも本当は学校に行きたくて、でも本当に些細なことがきっかけで一歩踏み出せなくなってて。そんな姿を見て、当時不登校になるやつなんてヘタレだ。なんてことを思ってた自分を引っ叩きたくなりました。あまりに未熟だった自分。

映画を見て個人的に驚いたのが、自分が中学2年だったころと映画の中の生徒達の様子が全然変わっていないことだった。
現在僕は23歳ぴっちぴっちの新卒社会人。そんな僕と6組の彼らとではだいたい10年の時の隔たりがあるのだが、中2の彼らは相変わらずグラウンドの砂を集めてちんこを作っていたし大声で友達の好きな女子の名前を叫んでいた。中2はどこまでいっても中2なのだと思う。

変わったところといえば、みんな自分のスマホをもってるっぽいこと。羨ましい。俺なんて親に泣きながら携帯買ってくれって頼んだぞ。

結局買ってもらえなかったけども


この2年6組の中にかつての自分がいるしかつての友人達がいる。

中2という中学上がりたての1年生でもなく、高校受験や卒業といった何かの終わりと始まりが常に目の前をちらつく3年生でもない。

そんなある種中学校生活の中で最も自由で最も可能性がある時間を僕たちに見せてくれた彼ら2年6組には心からの感謝しかない。目の前にいたら思いっきり頭を撫で回したあげたいぐらいである。

彼らの人生はこれからも続く
これから何をするのも何になるのも自由なのだ

少しでもこの映画に興味を持った人は是非映画館に足を運んで欲しい。
あとできたら中学時代の同級生と見に行って欲しい。映画が終わった後きっとかつての思い出話に花が咲き散らかし、まるであの頃に戻ったかのような気持ちになれると思います。

後最後に書き忘れてたけど、この映画の主題歌となってるクリープハイプの栞が最高
映画とのシナジーが良すぎて満足度を120%以上に引き上げてくれます。

少しでも中学生時代に良い思い出がある人は観にいきましょうね。




今日はチェリオライフガード買ってから帰ろ